洗えて、シワになりにくく、スタイルよく見える「I am[アイアム]」のオーダーニットジャケットは、様々な方の協力を得て誕生しました。

〜I am… 自己紹介の始まりの言葉。
仕事先で、旅先で、大切な人に会う場所で、女性が自己紹介をするときに、自信を持って着ていただける上質な服を作りたい〜

I am [アイアム]の最初の商品はジャケット。
そう決めた後に、今、お仕事や活躍されている女性が本当にほしいと思ってもらえるジャケットを作るために、地元福岡で活躍されている女性の声を聞こうと、4名のモニターさんに協力していただくことになりました。

森さん

森 咲子さん

株式会社咲ら化粧品 代表取締役社長
15年以上使い続けてきた「基礎化粧品」が製造中止になった事をきっかけに自ら化粧品会社を設立し、オリジナル自然派化粧品「咲ら(さくら)」を販売。

高尾さん

高尾 和子さん

ケイティ株式会社 代表取締役社長
ウエディング、各種イベントやパーティー、セミナーなどをプロデュースしながら、ワンタッチネイルの専門サロンRoom・Kを経営。

赤司さん

赤司 麻衣子さん

ファイナンシャルプランナー
総合保険代理店 株式会社サードパーティー勤務。個人から法人までジャンルを問わず損害・生命保険をご提案。福岡商工会議所の若手交流団体「福商ビジネス倶楽部」幹事。

宮崎さん

宮崎 香菜さん

cafe kisoji 代表
石臼挽きの香り高い蕎麦粉と国産小麦、糸島の平飼い卵、きび砂糖や甜菜糖を使って、身体に優しいお菓子を日々、工房で焼いています。

ジャケット開発会議始まる。

そうして集まっていただいた4名のモニターさんと、弊社デザイナー、制作スタッフによるジャケット開発会議の第1回目。まずは自分が着たい、ほしいジャケットはどんなものか。今まで着てきたジャケットで困ったことはなかったか。ざっくばらんにお話ししていただきました。

「スタイルよく見える」
「着心地がいい」
「自宅で洗える」
「出張や旅行に持っていくのにたたんでもシワになりにくい」
…などなど

いろんな要望が

弊社は長年、様々な世代の女性お一人お一人にあわせたオーダーニットを作ってきました。デザインや機能に合わせた素材選びにも自信を持っています。

いろんな要望を受けとめ、またモニターのみなさんの採寸も行い、試作開始です。

要望に応える工夫と試作。

ジャケット開発会議で出された要望はなかなか難易度が高いものでした。

「スタイルよく見える」、「着心地がいい」、「家の洗濯機で洗える」、「出張や旅行に持っていくのにたたんでもシワになりにくい」…

デザイン面と機能面の要望を整理し、制作スタッフが動き出しました。

「スタイルよく見える」とは?

これまでに作ってきたジャケットよりもパーツが増やすことで立体感を出し、スタイル見えるようなデザインを作っていきました。オーダーだから、お一人お一人のサイズに合わせ、パターンも変えることになります。

…ただ、今回集まっていただいたモニターさんはみなさん、素敵な方々で、そんな工夫をしなくてもカッコよかったです。

たくさんのパーツ

「着心地がいい」
着てみたら軽い。
1日着ていても疲れない。

これは元々、伸縮性のあるニット製品の得意分野です。弊社は、長年、既製品では味わうことのできない着心地のよい服を生み出してきました。これを今回のジャケットにも活かします。

ちなみに裏地をつけるかどうかも会議中、話題になったのですが、長時間着用しても疲れにくいというとニットのよさが削がれてしまうため、あえて付けないことにしました。

「自宅で洗える」
仕事でよく着るのに、いちいちクリーニングに出していられない。
洗えるジャケットがほしい。

これは結構、強い要望でした。そして、それは素材選びで解決しました。
今回、使用した糸はポリエステル100%の糸を使用していますが、従来のポリエステルと異なる、しなやかさと上品な光沢がある繊維で、内部まで染料が入りやすい構造の糸に加工しているため、鮮やかな発色で色落ちしにくくなっています。
また、この糸で編まれた服は形状安定性が高く、家庭で洗濯もできるのです。

「出張や旅行に持っていくのにたたんでもシワになりにくい」

この要望も素材選びで解決できました。洗える糸はシワになりにくい糸でもありました。

サラッとまとめましたが、もちろん、サンプルは一度作って終わりではありません。デザイナーが試行錯誤し、何度か作り直して、ようやくモニターさんに試着してもらえるものを用意して、再び、ジャケット開発会議を開催しました。

デザイナー

デザイン

色を作る。そして試着。

準備したサンプルのジャケットをモニターさんに試着していただきました。概ね好評でホッとしました。

デザインに大事な要素、色についても、もちろん検討しました。

最初の要望で、定番として長く着られるものがいいというものもありました。

モニターのみなさんとデザイナー、スタッフで選んだ色は、

・黒に近い、ただし喪服のような真っ黒ではない暗めのグレー
・ネイビー
・白ではないが、白に近い明るめのベージュ
ここまでは定番色としてあっさり決定。1つはちょっと華やかな元気になる色がほしいところ。ちょうど令和元年ということもあり、桜や太宰府の梅を連想するピンクを選びました。

ただし、大変なのはその後なんです。糸と編み地になったものでは印象が変わるため、少し編んでみてモニターさんにも見ていただきます。希望の色が既存の糸にはなかったため、糸のメーカーさんに依頼し、ビーカー染めという手法でいくつかサンプルを作っていただき、決めていきました。

ビーカー染め

ジャケット試作中

その後、形状も微調整したり、更には静電気除去テープを縫い込んで静電気除去できるようにしたり、工夫を重ねて、ようやく自信を持ってお届けできるジャケットができあがりました。

まずは、モニターのみなさんのそれぞれの一着の制作です。完成後、みなさん揃ってパチリ。

どうです。みなさん素敵でしょう?

モニターのみなさん